防犯カメラ・監視カメラの選び方は?
近年防犯カメラが容易に手に入ることもあり、従来のお店や会社の防犯目的以外にも、家庭で家族やペットの見守り目的で防犯カメラや監視カメラを設置することが増えてきています。
用途に合わせた様々な防犯カメラが増えてきたことによって、選択肢が増え何を選べばいいかわからなくなっている方もいるのではないでしょうか。
今回は、防犯カメラ(監視カメラ)の選び方のポイントやおすすめのメーカーについてお話していきます。
防犯カメラを設置するメリット
防犯カメラを設置すると、犯罪の抑制や事件事故の証拠としての効果があります。
防犯カメラや監視カメラが設置してあることを示すだけでも、「自分がしている悪事が明るみに出る」ことを知らしめることができるので、そのまま諦める可能性が高くなります。
自己防衛のためにも、防犯カメラは効果的であるといえます。
どんなポイントに注目して選べばいい?
防犯カメラの選び方のポイントはいくつかあります。
順を追ってみていきましょう。
予算
どんなものを選ぶ時も無視できないのがコスト面です。
屋内用の見守りカメラ(ネットワークカメラ)であれば10,000円以内のものも出てきています。
ただし、必要な機能が備わっているかの確認は必須です。
複数台の設置を検討している場合は、防犯カメラ単体ではなく、レコーダーやモニターなどがセットになっているものを購入した方がお得に購入できることもあります。
設置場所
屋内に設置するか、屋外に設置するかは重要です。
屋外に設置する場合、場所によっては雨風にさらされる可能性もあります。そうなると防水性・防塵性を備えている耐久性がある防犯カメラの方がいいといえます。
屋内のペットの様子を見たいのであれば、自動追跡機能がある防犯カメラがおすすめです。
部屋を暗くしてからの様子が必要なら暗所撮影機能があるかもポイントになります。
接続方法
防犯カメラの接続方法は「有線」か「ワイヤレス」かです。
防犯カメラはそれ単体では撮影することしかできません。撮った映像を録画するためのレコーダーや映像を見るためのモニターが別途必要になる場合があります。
そういった機器を設置する場所が近くにあれば「有線」接続が可能ですが、そうでない場合はWi-Fiでの「ワイヤレス」での接続になります。
また、防犯カメラの電源がコンセントを必要とする場合もあります。コンセントがない位置に防犯カメラを設置したいならば「充電式」か「電池式」を事前に購入しましょう。
防犯カメラのデザイン
室内に設置するのに、外に設置してあるような露骨な防犯カメラがあると監視されているようで落ち着かない気持ちになりませんか?
ドーム型の防犯カメラであればデザイン性が高いので、設置しても気になりにくいというメリットがあります。
反面、屋外に設置して犯罪の抑制効果を狙いたいのであればボックス型の防犯カメラの方が威圧感があるので防犯効果が高くおすすめです。
防犯カメラの性能
はっきりとした映像を撮りたいのであれば画質は重要です。200万画素くらいになると車のナンバーや人の顔まで撮ることができます。
画質の重要性についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
夜間に撮影したい場合は夜間撮影に対応した防犯カメラを選ぶ必要があります。常に明かりがあるようなマンションのエントランスなどの場合は「微光監視型」、真っ暗な中でも撮影したい場合は「赤外線暗視型」を選びましょう。
夜間対応の防犯カメラについての解説はこちらになります。よろしければご覧ください。
見守り目的の場合、何かあったときには音声があればより正確な状況把握が可能になります。音声録音ができる「マイク機能搭載型」や、こちらの声を届けたい場合には「スピーカー搭載型」がおすすめです。
1台のカメラで広い範囲を撮影したい場合は「広角レンズ」を搭載している防犯カメラがおすすめです。このタイプは大まかな行動の把握が可能なので、死角はなくしたいけど防犯カメラの台数は抑えたい場合に選ぶといいでしょう。
設置台数
カバーしたいところが決まっているのであれば1台で十分ですが、防犯レベルを上げるのであれば複数個所に設置しましょう。
4台、8台、16台まで設置できるタイプがあり、この場合はレコーダーと防犯カメラがセットになった商品を選ぶと防犯カメラの導入コストを抑えることができます。
家庭での防犯カメラのおすすめ設置場所
自宅で監視したいところといえば室内からでは見えないところ、つまり屋外ではないかと思います。
その中でも効果的な2か所についてお話します。
駐車場
最近は車へのいたずらが増えているように感じます。
車上荒らしや車に傷をつけたりする犯人への威嚇、もしくは犯罪の証拠として犯人がしっかり移るところに防犯カメラを設置できるといいでしょう。
顔や動きを映したいと思ったら極端に上の方につけすぎないように注意しましょう。
玄関先
誰が来客したかが確認できる玄関先もおすすめです。特に外側の玄関ドアの上であれば訪問時に目に入るので犯罪の抑制に効果があります。
こういった場所に設置する場合、定期的にメンテナンスをすることで防犯カメラが長持ちします。
特にレンズにクモの巣が張られてしまうと虫や木の葉が付着し肝心な映像が撮れていないという事態にもなりかねません。
簡単に手が届くところだと防犯カメラを攻撃されてしまう可能性があるため、適度な高さは必要ですが、定期的なメンテナンスのためにも高すぎるところには設置しないようにしましょう。
防犯カメラを設置するときの注意点
家庭でも防犯カメラを使う人が増えていますが、注意しなければならないことがあります。
それは、第三者のプライバシーに配慮しなければならない点です。
防犯目的で設置した防犯カメラでも、第三者の行動などを許可なく撮影すると、プライバシーの侵害となってしまう可能性もあります。
防犯カメラで撮影した映像の録画データなどの取り扱いには十分注意しましょう。
インターネットへの流出や録画データの紛失・盗難などにあわないよう、厳重に保管するようにしてください。
また、防犯カメラを設置していることを周知させるためにも「防犯カメラ設置中」のステッカーを目につきやすいところに貼るようにしましょう。ステッカーにも防犯カメラ同様犯罪の抑制効果があります。
防犯カメラのオススメメーカーは?
Panasonic(パナソニック)
長い歴史を持った国内メーカーのパナソニックの長所は「画質」と「映像の長期保存が可能」なところです。
人の顔やナンバープレートなどの撮影をしたいと考えている方におすすめです。
高画質だと録画時間が短くなってしまうのが心配、という点に関しても、自動で重要な部分のみ高画質で撮影する自動調整機能があるため、録画データの長期保存が可能になっています。
スピーカー搭載モデルなどの、家庭向けの防犯カメラも取り扱っていますので、家庭向けにも店舗向けにもお勧めできるメーカーです。
HITACHI(日立)
こちらも電機メーカーであるHITACHIの長所は、「防塵防水性の高さ」と「撮影範囲の広さ」です。
魚眼レンズが使われている防犯カメラでは、360度撮影が可能なので、土埃の舞う屋外の駐車場や工場などの広い範囲を1台で監視したい場合に特におすすめです。
MASPRO(マスプロ)
テレビ用のアンテナの製造販売を行っている国内メーカーで、長所は「操作性」と「機能の豊富さ」です。
SDカードレコーダーを内蔵した防犯カメラや配線は電源のみでフルハイビジョンで撮影できる防犯カメラがあるため、防犯カメラ周りの機器を設置するスペースがない場合にお勧めです。
まとめ
犯カメラを設置するメリットは、犯罪の抑制や事件事故の証拠として使えることです。
防犯カメラの選び方のポイントは「予算・設置場所・接続方法・デザイン・性能・必要台数」などがあります。
家庭で防犯カメラを設置すると効果的な場所は「駐車場」や「玄関先」です。
防犯カメラは周囲の人のプライバシーを侵害しないように、また撮影した映像の取り扱いには十分注意しましょう。
防犯カメラのおすすめメーカーは「Panasonic」や「HITACHI」、「MASPRO」などがあります。
メーカーによって得意とするところは変わってくるので、何を重要視して防犯カメラを設置するかによってメーカーを選ぶといいでしょう。
以上が、おすすめの防犯カメラメーカーと選び方のポイントになります。
コラムを読んでいただいた上で、防犯カメラの種類や設置位置についてもっとプロに相談したい、防犯カメラの設置工事もお願いしたいという方は、未来電機までお問い合わせください。