ネットワークカメラを知る!選び方のポイントは?

ネットワークカメラ

ネットワークカメラって何?

ネットワークカメラとはIPカメラとも呼ばれ、カメラだけでネットワークに接続できる防犯カメラの一種です。

カメラそのものが直接ネットワークへ接続できるウェブサーバーとしての機能を持っており、IPアドレスを持ちます。

ネットワークに繋がっているため、カメラで撮った映像をパソコンやスマートフォンからリアルタイムで見ることができます。
スマートフォンのビデオ通話を想像してもらえるとわかりやすいかもしれません。

近頃よく耳にするウェブカメラと混同される場合もありますが、別にネットワークに接続するための機械を必要とするウェブカメラとは異なり、ネットワークカメラはカメラだけで使うことができます。

動くものを検知する機能があり、防犯目的以外にも、子供やペットの見守り用として人気があります。

ネットワークカメラの用途

前述した通り、ネットワークカメラの用途は防犯目的か、子供やペットの見守り目的かになるのではないでしょうか。

防犯目的の場合、留守の間にネットワークカメラを監視モードにすることで、ネットワークカメラのセンサーの範囲内に動く対象があると自動で録画をするものがあります。
しかし、屋外に設置すると、動物などにも反応して録画してしまう可能性もあります。

ペットや子供の見守り目的の場合、ネットワークカメラは仕事場や外出先などからリアルタイムで様子を見ることができます。

スピーカーやマイクを内蔵しているネットワークカメラであればペットのいたずらの注意や子供との会話が可能です。

首振り機能があれば、ペットや子供が動き回っても対象を追ってくれるので死角が減るためおすすめです。

用途が防犯目的か、見守り目的かによって次にお話しする選び方のポイントも変わってきます。

ネットワークカメラの選び方のポイント

画質

画素数や解像度は高ければ高いほど画質が良くなります。その一方で、画質が良くなればデータ容量も大きくなって通信の遅延が発生してしまいます。

顔などがはっきり映る目安が100万画素からになりますが、防犯目的でナンバープレートを確認したいなど文字を確認したいと思えば画素数が200万画素あるものがおすすめです。

画質についてはこちらの記事で詳しく解説しています。よろしければ参考にご覧ください。

防犯カメラの画質の必要性と画素数の選び方

FPS(フレームレート)

FPSとは映像の動きのなめらかさを表す数値になります。数字が大きければ大きいほど滑らかな動きを再現できます。

参考としてテレビで見ている動きが30FPSです。静止画の鮮明さの方が重要であれば15FPSあれば問題なく利用できるといえます。

視野の広さ

視野の広さを画角といいます。画角が広いと広範囲の撮影が可能です。

子供やペットの様子が見たい場合は部屋全体が見えるものを選ぶといいでしょう。
広範囲を映せるカメラほど対象は小さくなってしまうので防犯目的であれば、逆に画角は狭いネットワークカメラをおすすめします。

接続方法

防犯カメラ同様、ネットワークカメラも「有線」と「無線(ワイヤレス)」の2通りあります。
有線のものはLANケーブルで直接ルーターなどに接続する必要があります。線が抜けなければワイヤレスより通信が安定します。

設置場所を天井にしたい場合など、線をつなげるのが難しい場所に設置したいと考えている場合は無線のネットワークカメラを選ぶようにしましょう。

録画方法

ネットワークカメラの録画データの保存方法は、主にSDカードを使用して録画データを保存するか、クラウドに録画データを保存するかになります。

SDカードでの保存は、安価ではありますが定期的なSDカードの交換が必要になります。防犯目的の場合、最悪録画データを抜き去られてしまう可能性もあります。

クラウドでの保存は、録画データを抜き去られる心配はありませんが、クラウドサーバーの利用にコストがかかります。

必要な機能

屋外に設置するなら雨風の対策として「防水性能や防塵性能」があるものを選ぶ必要があります。

また、夜間撮影をするなら「赤外線暗視型」や「微光監視型」など夜間撮影に対応したネットワークカメラを選びましょう。

動くものに反応して録画を開始したい場合、「動体検知機能」の有無を確認するといいでしょう。
常時録画よりもデータ容量を抑えることが可能です。

ペットや子供に呼びかけをしたいと考えているならマイクやスピーカーなど「音声対応」しているかに注目しましょう。

ネットワークカメラのおすすめ

Tapo C200(TP-Link)
お手頃価格で、水平方向には360度首振り機能を搭載しています。
高画質で、夜間対応もしています。動体検知機能と音声対応をしているため見守り用に最適です。

WHC10M3(マスプロ)
アンテナの製造販売をしているメーカーだからこその接続の安定性と、防水防塵性能があるため屋外対応・夜間対応可能なモニターとセットのネットワークカメラです。

フルハイビジョンで画質もよく、ズーム機能もあるため、防犯目的におすすめです。

KX-HC705-W(Panasonic)
子供の睡眠を見守る目的に特化した商品です。入眠のための音楽や、音・動作・温度のセンサーが搭載されており、赤ちゃんや部屋の様子を音で通知します。
目の届く範囲にいる必要やモニターを監視する必要がなく、別室で家事をすることが可能になります。

まとめ

ネットワークカメラ(IPカメラ)とは、カメラだけでネットワークに接続できる防犯カメラのことです。

最近は防犯目的以外にも、ペットや子供の見守り目的で普及しています。

ネットワークカメラを選ぶ際には導入する目的に合ったポイントに注目して選びましょう。
画質やフレームレートは目的にかかわらず重要ですが、高すぎるとデータ量が大きくなってしまうので、どの程度必要かという点を踏まえて選ぶといいでしょう。

 

以上が、ネットワークカメラについてと選び方のポイントになります。

コラムを読んでいただいた上で、もっとプロに相談したい、防犯カメラの設置工事もお願いしたいという方は、未来電機までお問い合わせください。

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