引っ越し時のエアコン処分方法とメリットや費用相場について

エアコン設置

引越しの時、エアコンはどうするべき?

引っ越しの時、エアコンの取り扱いの選択肢はどれくらいあるでしょうか。
答えは4つです。

①そのまま置いてくる
②処分する
③引っ越し業者にエアコンの移動も依頼する
④エアコン専門業者にエアコンの移動を依頼する

それぞれどういうメリット・デメリットがあるか見ていきましょう。

そのまま置いてくる方法

エアコンをつけたままにしておいてくる方法は、賃貸物件であれば場合によっては可能な方法の1つです。

ただし、賃貸物件の管理人である大家さんや管理会社へ確認して了承を得た場合のみです。

賃貸物件は退去時には入居した時と同じ状態に戻す原状回復の義務があります。
これは入居時にはなかった傷を壁や床につけてしまった場合は退去時に修復しなければならないというものです。

逆に、入居時に置いていなかった家具家電を置いていくことも原状回復義務違反になります。

前の人の家具家電は使いたくない、既に持っているものを置いて行かれても困るという人が入居する場合、置いて行かれた家具や家電を処分するのは賃貸物件の管理人さんになります。

無断で置いていこうとすると退去時の確認の際にいきなり持っていってください、と言われかねません。

エアコンを置いていくことを検討したい場合、必ず管理人さんに確認しましょう。

エアコンを処分する方法

エアコンは粗大ゴミに出せばいい、というわけではありません。
テレビや冷蔵庫、洗濯機と同様に家電リサイクル法で処分方法が決まっています。

リサイクルには費用が掛かります。
エアコンのリサイクル料はどんなメーカーでも990円で、取り外しや回収などを依頼する場合は別途費用がかかる可能性があります。

お金をかけずに処分する方法もあります。
エアコンの買い取り業者に依頼したり、中古品としてネットオークションなどを利用して欲しい人を探したりすることで無料で処分することが可能な場合もあります。

しかし、どんなエアコンでも可能なわけではなく、あまりに古いと買い取りしてもらえないこともあるので注意してください。

業者にエアコンの引っ越しを依頼する場合の費用やメリット・デメリット

引っ越しの時に業者にエアコンの移設を依頼する場合の費用

まず、エアコンの引越しにかかる主な費用として、「エアコンの取り外し」「エアコンや室外機を運ぶ」「引っ越し先にエアコンを取り付ける」があります。

費用の相場は、引っ越し業者では20,000円から30,000円、エアコン専門業者では15,000円前後といわれています。

引っ越し業者の費用が高いのは、エアコンの設置に関しては下請けに依頼することがあり、その分が含まれている場合があるためです。

その代わりに、エアコン専門業者では請け負っていない可能性がある運搬料が別途かかる心配が少ないとも言えます。

引っ越し業者にエアコンの移設を依頼する場合のメリット・デメリット

引っ越し業者を利用するメリットは
引っ越しに合わせてまとめて作業してもらえる
他の荷物と合わせて運ぶので運搬料が別途かかる心配が少ない
県をまたぐような遠くへの引っ越しでも支店があれば対応可能なところが多い
という点が挙げられます。

デメリットとして、
下請け業者が代わりに来ることがあり、営業担当と下請け業者で言っていることが食い違う可能性がある
サービス内容の確認が必要
繁忙期には対応不可の場合がある
などの点が挙げられます。

例えばエアコンの取り付け費用の中に、重要な作業の真空引きが含まれていない、別途部品代が必要、などです。

料金が安いと思ったらオプション料金が余分にかかってしまい結局高くついた、という事態にならないように注意しましょう。

エアコン専門業者にエアコンの移設を依頼する場合のメリット・デメリット

エアコン専門業者のメリットは
専門性が高い
料金体系がはっきりしているところが多い
という点です。

専門性が高いということは、それだけエアコンについて詳しいということです。
その分安全に移設することが可能になります。

デメリットとしては
引っ越し業者との作業の兼ね合いなど手間が増える
引っ越し業者と比べるとサービス対象地域が限られる可能性がある
運搬を請け負ってなかったりサービス料が別途必要になったりする可能性がある
という点があります。

サービスの対象地域については、特に県外に引っ越す場合は注意が必要です。

また、従来に比べてエアコン専門業者も運搬を取り扱ってないところは少ないようですが、確認は必須です。

手間を少なくするなら引っ越し業者、安全性を重視するならエアコン専門業者がおすすめです。

エアコン故障のトラブル例

よく聞くのはエアコンが故障してしまった場合と見積もりと違う料金が提示された場合です。

エアコンはデリケートな機械です。
時にはプロでも色々な原因で故障することもありえます。

引っ越し業者に依頼してエアコンの移設工事をして、工事を行うのは下請けの会社だった場合、責任の有無でトラブルになる可能性もあります。

それを防ぐためにも保証がしっかりしている業者や、信頼できるエアコン専門業者に依頼するのがおすすめです。

見積もりと違う金額が提示される場合の原因は、見積もり時点で想定していなかった追加工事が突如必要となった場合です。

工事当日にならなければわからないことはあるものです。

しかしそれを事前に説明してくれるか、工事後に必要だったからやったので払ってくださいというのでは全く違いますよね。
そもそも本当に必要かもわからない場合もあります。

見積もりと実際の費用の差異がある業者が悪い業者というわけではありませんが、かけ離れることがないように事前の確認はしっかりした方が良いでしょう。

エアコンの買い替えを検討した方がいいのはこんな時

エアコンが古い場合や、現在の部屋と引っ越し先の部屋の大きさが変わる場合は、エアコンを移設するより買い替えた方がお宅になる可能性があります。

エアコンはどんどん性能がいいものが出ています。
省エネ機能がついているエアコンもあり、新しいエアコンの方が消費電力や電気代を抑えられるメリットがあります。

人感センサー付きやフィルターの自動清掃機能など快適で手間のかかりにくいタイプなども増えています。

また、エアコンの耐用年数は10年といわれています。

古いエアコンの場合、せっかく数万をかけて移設したエアコンが数年も経たずに故障して買い替えなければならないという可能性もあります。

エアコンを買い替えた場合、お店によっては古いエアコンを無料で取り外してくれるところもあります。

エアコンを買ってから時間がたっていると思ったら、エアコンの買い替えも検討してみてはいかがでしょうか。

また、エアコンには使用するのに適切な部屋の大きさがあります。
部屋の大きさが変わる場合、エアコンの性能が部屋の大きさにあっているかを確認しましょう。

対応する部屋の大きさより小さくても大きくてもエアコンは無駄に稼働してしまいます。

部屋が小さすぎるとエアコンが効きすぎてしまい、温度の微調整が難しいためエアコンが余計に稼働してしまいます。
部屋が大きすぎると逆にエアコンは効きづらいためずっと全力で稼働することになります。

どちらの場合も電気代が無駄にかかってしまうので、部屋のサイズに合ったエアコンを使用した方がいいでしょう。

まとめ

引っ越しの際のエアコンについては、そのまま置いてくる、処分する、引っ越し業者にエアコンの移動も依頼する、エアコン専門業者にエアコンの移動を依頼するのいずれかの方法があります。

買ってから時間がたっているエアコンは、古いものを処分して買い替えることをおすすめします。

業者にエアコンの移設を依頼する場合には引っ越し業者かエアコン専門業者が良いでしょう。

どちらもメリット・デメリットがあるので、自分の希望に沿った業者を選んで依頼するようにしましょう。

以上が、引っ越しの際のエアコンの移設についてになります。

ちなみにエアコンを設置する際には、真空引きという工程が必要です。
真空引きって何?という方はこちらの記事も参考にご覧ください。

エアコン取り付けの「真空引き」の必要性と費用や業者について

 

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